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・Remix
7thsingle さよならのかけら
7thシングル。編曲:古井弘人
ヒットした2ndアルバム後の最初のシングルであり、初のマキシシングル。
ほぼ未歩さん専用レーベルとなっていたAmemura O-town Record名義最後の作品でもある。
出会いと別れの季節、春に訪れる苦しいほどに切ない別れを描いた1曲。

最終的には前向きな気持ちに変化していくストーリーが多いシングル曲の中で
歌詞・アレンジ共に暗いままで終わるので珍しい曲と言えます。
イントロから音がずっしりと重たく、一気に曲の世界に引き込まれ
2ndアルバムの流れを汲むようなざらりとしたギターがふんだんに鳴っており
曲の雰囲気を非常にうまく表現して盛り上げています。
ギターはrumania montevideoの三好誠氏が担当。
彼が得意とするひずんだギター(Beingぽく書くとディストーションギター/笑)は聴き所のひとつと言えるでしょう。
お馴染み宇徳敬子さんもコーラスで参加されていますが
『謎』や『願い事ひとつだけ』などと比べるとコーラスのボリュームは控えめだと思います。

歌詞で注目したいのは「僕」と「君」以外の「あの子」が登場すること。
「あの子」や「他の女(ひと)」という所謂恋敵的な存在が登場する歌詞は
『したたかに しなやかに』や『神様はジッと見てる』などがありますが
恋敵に対して嫉妬心やライバル心が強く出ているこの2曲と違い(そもそも別れの歌ということもありますが)
『さよならのかけら』の「僕」は別れを告げられた後、「君」のことも「あの子」のことも
傍観者のように遠くから見つめることしかできないでいるように感じます。
「君」に近づくことも許されないような、その立ち位置の悲しさには胸を抉られます。

曇天の薄暗い空を見上げているような晴れ晴れとしない心模様は
恋人や友達などとの別れを経験したことのある人ならば
きっと感じたことのある気持ちではないでしょうか。
私もこの曲を聴くたびに過去の別れの記憶を呼び起こされます。
もしかしたらさよならのかけらは蹴飛ばしても胸のどこかに突き刺さっているのもしれません・・・。
しかし暗さを気にせずにいれば、特にサビメロと歌詞は非常に覚えやすく、
どちらも未歩さんの世界観がかなりはっきりと出ている代表曲と言えると思います。
切な過ぎるストーリーに浸る楽しみ方もできますので
ファン以外の方にももっと知られて欲しいなぁと思う1曲です。

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